2015年12月16日水曜日

大雄山南泉院

鹿児島市 花尾町 大雄山南泉院 さんに標柱と石像(約60体)の設置を行いました。



















約30年ばかり眠っていた石像が、ご住職の計らいによって日の目を見ることになりました。

無造作に設置しているように見えますが、正面位置から全てのお地蔵さんの顔が
重ならずに見えるよう配置してあります。



南泉院さんは鹿児島市で唯一の天台宗の寺院です。

もともとは、現在の照国神社の場所にあったそうですが、明治時代の廃仏毀釈により
打ち壊されてしまい、平成9年に現在の鹿児島市花尾町に再興されています。

緑豊かな、広大な敷地内にはパゴダ(ミャンマーの仏舎利塔)もそびえています。

一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。


南泉院さんでは宗旨宗派を問わない永代供養墓地もございます。 
南泉院 永代供養墓地について



1936年創業 一級技能士の店
前迫石材 株式会社

〒891-0131 鹿児島市谷山港2丁目5-21(交通安全教育センター近く)
TEL 099-261-9000 FAX 099-261-9001

2015年11月4日水曜日

記念碑建立(長澤 鼎)

鹿児島市下荒田の甲突川河畔に【長澤 鼎本籍・生誕の地】記念碑を建立いたしました。


碑正面























恥ずかしながら…

長澤鼎について、名前と”ワインを何かした人”くらいしか知らなかった私。


調べました。


長澤鼎、またの名をGrape KING(葡萄王)

KINGです。

キングの称号を持つ男はカズしかいないと思っていたのですが、
100年以上前に異国でその称号を得ていたのですね。


碑背面























建立の発端にもなっているように、今年は若き薩摩の群像の面々が
英国に派遣されて150年という節目の年。

薩英戦争を機に、彼らを派遣することになったようですが、そもそも
大国相手に一国で大砲ぶっ放す気概!鎖国のさなか国禁を犯してまで、
外国に若人を派遣する気概!

時代が異なるとはいえ、当時の薩摩の人たちの聡明さやバイタリティ、
後の日本に与えた影響を思うと「凄い!」という小学生並みの感想しか
でてきません。


鹿児島市も3年後の2018年、明治維新150年に向けてアピールしています。
http://www.meijiishin150countdown.com/


郷土の歴史についても恥ずかしくないくらいの知識は
持ち合わせなきゃなと痛感した次第でございます。


1936年創業 一級技能士の店
前迫石材 株式会社

〒891-0131 鹿児島市谷山港2丁目5-21(交通安全教育センター近く)
TEL 099-261-9000 FAX 099-261-9001

2015年10月31日土曜日

鹿児島市役所前道路工事中です

法人格でblogを書く際の書き手の立ち位置やスタンスに頭を抱えている間に
気づけば3か月近く空いていました。言い訳です。

前迫石材でございます。


現在、鹿児島市役所前(みなと大通り公園脇)の道路工事を行っております。






地道ですが、少しずつゴールが近づいてきました。

通行止め等ご迷惑をおかけしておりますが、今しばらくよろしくお願いいたします。


1936年創業 一級技能士の店
前迫石材 株式会社

〒891-0131 鹿児島市谷山港2丁目5-21(交通安全教育センター近く)
TEL 099-261-9000 FAX 099-261-9001

2015年8月7日金曜日

慰霊碑建立

前迫石材でございます。


本日は、施工した慰霊碑の除幕式でした。

B25墜落搭乗員 慰霊碑 
南九州市 知覧町 西元



墜落した米軍機(B25)の搭乗員および、知覧基地から特攻の命を受け飛び立っていった隊員への慰霊、および恒久平和を祈念して建立、墜落から丁度70年にあたる本日、除幕式となりました。














本日の南日本新聞(15面)にも掲載されていますが、建立者の石橋直也さんは5年前に特攻平和会館を訪れた際に感銘を受けて以降、毎年知覧に来られており、特攻隊員のみならず、知覧で犠牲になった米軍戦没者を弔うことで世界平和の大切さを発信することと併せ、次世代への継承を目的とした、碑の建立を目指したとのことでした。

石橋直也さんは24歳の青年。話してみると、丁寧で快活なナイスガイ。
若き青年の熱い思いが込められた仕事に携わることで、自分自身を恥じつつも大きな刺激を受けました。



碑文
特攻平和会館より約2キロ






































1936年創業 一級技能士の店
前迫石材 株式会社

〒891-0131 鹿児島市谷山港2丁目5-21(交通安全教育センター近く)
TEL 099-261-9000 FAX 099-261-9001

2015年7月30日木曜日

【施工事例】お墓の引っ越しとリフォーム

いよいよ夏本番、暑い日が続きますね。


前迫石材でございます。

今回はリフォーム事例をご紹介させていただきます。※前回のリフォーム事例



Before



南さつま市(旧加世田市)から鹿児島市への改葬※と併せてのリフォームです。
約40年前に弊社で建てたお墓です。

※改葬…既に墓地に埋葬されている遺骨を移すこと

After


再利用箇所

竿石・台石・墓誌(スウェーデン産・ファイン)

水鉢(安山岩自然石)


新設箇所

外柵・物置・土間石(インド産・ベルガム)
竿石は工場へ持ち帰って磨き直しを行い、削った分文字の彫りを深くしています。

正面のお墓が映るほどの艶が蘇っています!

もう一度申し上げますが、40年以上前のお墓です!


良い石は経年変化に強いので、石の内部の劣化が進行していないのです。



別アングルより


水鉢の周囲は花壇にしてあります。


が、、、


水鉢の影が思いっきり被ってしまう失態。

写真の撮り方も精進が必要です。。
竿石の裏側

こちらも磨き直して新たに字入れです。

本来であればタブーであろう被写体への撮影者の映り込みですが、石の艶があればこそ生じ得るタブー。


Beforeと比較していただければ、その艶の違いは明白ですね。






墓地で、最近建てられたお墓を見ても、目を奪われるようなお墓に遭遇することは少ないです。

むしろ、昔に建てられたお墓の方が良い石が使われていることが多いです。


良い石を使った、良い仕事ができたときの喜び(石屋の自己満足?)は、
完成したときのお客様の喜びに匹敵するものがあると思っています。

阿久根様今回はありがとうございました。



お墓をこれから建てようかとご検討中の方も、お墓の引っ越しや、
リフォームをご検討されている方も何でもお気軽にご相談ください。


1936年創業 一級技能士の店
前迫石材 株式会社

〒891-0131 鹿児島市谷山港2丁目5-21(交通安全教育センター近く)
TEL 099-261-9000 FAX 099-261-9001

2015年7月15日水曜日

マリンポートかごしま

マリンポートかごしまにて張石を行いました。


施工前

真正面に桜島を望む絶好のロケーションです。

使用石種・花棚石(県産溶結凝灰岩)














 
完了
THE 南国鹿児島 といえる風景ですね。











噴水、滑り台もあるので、こどもが水遊びできるような区画になっています。(たぶん)

マリンポートかごしまの公園区画の一般開放はまだですが、
市内近郊の広大な緑地公園となるので、多くの人でにぎわうのではないでしょうか。


また、すでに開放されている港では、右下の完成写真の後ろに見えているように、
ほぼ毎週のように 大型の観光客船が寄港しているのはご存知でしょうか??


着工前写真の時にも来ていました。
間近で見ると弩迫力です。



客船としてはメインの停留先ではないとはいえ、爆買いの方々も含め、せっかく多くの外国人(爆買いアジア系も含め)が訪れているのに、まったく鹿児島をアピールできていないところが残念です。






マリンポートかごしまへの入港予定はこちら




1936年創業 一級技能士の店
前迫石材 株式会社

〒891-0131 鹿児島市谷山港2丁目5-21(交通安全教育センター近く)
TEL 099-261-9000 FAX 099-261-9001

2015年6月29日月曜日

お墓の施工事例 洋型

本日はお墓の施工事例をご紹介いたします。


墓地:唐湊・カトリック墓地
敷地:縦2M 横3.6M


使用石材 

・G663(中国産)
  墓石・縁石・中央部張石

・ポルフィド(イタリア産)
 張石・花壇縁石

原石より自社加工



降灰の掃除も考慮して外柵は設けず、花立等も置かずに、極力シンプルにして、
高さは低く抑えたいとのお客様のご意向もあって、墓地で実際のお墓を見ながら
イメージのすり合わせを行ってまいりました。

花立を置かない分、花壇を両側に設けてお客様自ら植え込みをされました。
撮った時点では、植えたばかりの段階ですが、花が咲きだすと庭園のような雰囲気になりそうです。

キリスト教ということで、十字架と納骨堂の蓋にイエズス会の紋章を彫刻しました。


今回の一番のポイントは張石、花壇の境界に、イタリアの斑岩 ポルフィド)を使用した点です。

お客様が打ち合わせに来られた際に、弊社事務所のポルフィド張りに関心を示されたことに加えて、
カトリックの中枢がローマということを鑑みれば、今回この石を使うこと以外考えられない!という
結論に至りご提案し、ご快諾いただきました。


どこか他の墓地とは異なる雰囲気が漂うカトリック墓地の中にあって、
ひときわ個性的なお墓を建てることができました。

K様ありがとうございました!





◆◇余談◆◇

今回の張石に使用したポルフィド、鹿児島市内でこんなところで使われています。

鹿児島市城山町

表通りを除く市立美術館を囲む道路(石畳)
鹿児島市本港新町

ドルフィンポート前護岸の遊歩道







































1936年創業 一級技能士の店
前迫石材 株式会社

〒891-0131 鹿児島市谷山港2丁目5-21(交通安全教育センター近く)
TEL 099-261-9000 FAX 099-261-9001

2015年6月27日土曜日

お墓ができるまで②

前回の続きです。


原石から、小さな塊に切られた石はここから寸法に合わせ切削していきます。



製品の厚みに合わせ切削
製品の高さに合わせ切削

製品の長さに合わせ切削
2~3の機械を経て、部材が揃いました。
切削された部材は研磨の工程へ。


研磨は粗い砥石から始まり、おおよそ6段階ほど経て仕上げられます。



広い面の対応に定評のあるROBO氏

休憩もせずに働き続ける猛者です。


手前にはすでに次の部材がスタンバイしています。

石材の赤い落書きのようなマーキングはしっかり砥石が当たっているか確認するために書いています。

側面の対応に定評のあるSIDE氏

ROBO氏同様フル回転です。

正面から光を当ててチェックしながら作業をしています。


もちろん人による研磨も行います。

細かいパーツや、曲線の加工があるものは人の手で磨きあげます。
















磨きが完了すれば、多くの部材はここで工場での工程は終了となります。

続く

2015年6月25日木曜日

お墓ができるまで①

3週間ぶりの投稿です。

梅雨のせいで良い完成写真が撮れずに、滞ってしまいました。


さて、現在、弊社工場では国産・万成石を使用した墓石の作成中です。
前回の投稿でも出てきた万成石です。

国産の石を使用して、100%自社での加工、施工となりますので、純国産墓石です。


そこで、お墓ができるまでを順次ご紹介していきたいと思います。



まずはお墓の寸法を確認し、無駄なく取れそうな原石を選別します。

石の場合、同じ山から採掘されたものでも、採った場所によって色味が異なる場合があるため、可能なら1つの塊で全部の部材を取ってしまうのが望ましいのです。

※1つの塊の中で色味が変わってしまうこともあるのですが。。。





石を選別したら、機械にセットします。

まずはワイヤーソーで表面を落として、次の工程の機械で切れる厚みまでカットしていきます。



約90センチの高さを、3時間ほどかけて、パカッと。

この時に石の表面に染みやクラックが入っていたら墓石材として使用するには限定されてしまうので、緊張の瞬間です。



ざっくりと小さな塊にされた石は次の工程へ進みます。

続く

2015年6月2日火曜日

お墓のリフォーム 劇的ビフォーアフター編

本日は弊社で施工いたしました、お墓のリフォーム例をご紹介させていただきます。

Before


本体のオレンジっぽい石は、鹿児島では古くからよく墓石材として使用されているほか、
鹿児島中央駅前の若き薩摩の群像や、大久保利通像の台座に使用されている、
万成(まんなり)石という 岡山県で採れる石です。

 若き薩摩の群像
後ろの西鹿児島駅舎に時代を感じますね。










大久保利通像
光の加減で白っぽく見えますが、同じ石です。










さて、お墓のリフォームです。

今回は、本体部分は既存のものを磨き直して再利用し、新たに外柵、土間を新設いたしました。
竿石の文字についても変更があったため、一度文字部分をスライスして新たに彫り直します。

それではご覧ください

After

















思わず何ということでしょう~と言わずにはいられない、
万成石本来の優しい桜色が見事に蘇り、高貴な気品が漂っています。


新設した部分は異なる石なのですが、うまく調和しています。

良い石は磨き直しするだけでここまで生まれ変わります。


墓じまいをして納骨堂に・・・とご検討されていた方も、
古いお墓を解体し、新たに建立を・・・とご検討されていた方も

ご先祖様が建立された墓石をリフォームするという選択もぜひご一考ください。

自社工場で手練れの職人が皆様の大切な墓石を蘇らせます!

そう、前迫ならね。


今回ご紹介した万成石のお話はまた今度じっくりと。


1936年創業 一級技能士の店
前迫石材 株式会社

〒891-0131 鹿児島市谷山港2丁目5-21(交通安全教育センター近く)
TEL 099-261-9000 FAX 099-261-9001

2015年6月1日月曜日

ブログ始めました

鹿児島市の前迫石材です。


最近は、インターネットで弊社のホームページをご覧になった方からお問い合わせをいただく機会も増えていますので、ホームページだけでは伝えきれない情報を本ブログを通して、フランクに、なるべく頻繁に発信していきたいと思います。

何かのきっかけでここに辿り着いた方にみていただければ幸いです。

1936年創業 一級技能士の店
前迫石材 株式会社
〒891-0131 鹿児島市谷山港2丁目5-21(交通安全教育センター近く)
TEL 099-261-9000 FAX 099-261-9001